英語で日本国内の政治、経済、社会のニュースを配信しています。
また、日本の伝統文化、社会風俗、外国人コラム、毎日新聞社説などを
盛り込み日本の情報を発信しています。
チャンネルデータ(2006年9月実績)
PV数 1000万
ウィークリースーパーバナー
料金 ¥ 500,000(100万imps想定) 期間保証
掲載期間 1週間 枠数 1枠
掲載面 Mainichi Daily News 同時掲載本数 5本以内
http://advertising.msn.co.jp/channel/news_eng.htm
http://s04.megalodon.jp/2008-0722-2311-26/advertising.msn.co.jp/channel/news_eng.htm (念のための魚拓)
というのを、MSN Mainichi Daily Newsの媒体紹介資料を見つけました。
WaiWai事件で火がついたのは、MSNと分かれた後ですが、その前から、社会風俗はコラムや社説に並ぶような大きなテーマであったことが分かります。また、主な商品は、一週間で100万インプレッション(表示回数)を想定するというバナーであったため、ページビュー(PV)を維持し、伸ばすことが求められていたと推定されます。月間1000万PVは、週間で約250万PV、なので、同時掲載5本以内というコントロールだと50万インプレッションになるはずなのですが、ここは少なめに抑えるとかしたのでしょう。
ともかく、アクセスを稼ぐことが求められたのがこの当時の一般的な広告モデルのWebビジネスのありかたでした。
なぜ?ZAKZAKよりも高い、Mainichi Daily Newsの男性比率
これだけを見ていると分かりませんが、当時のMSNで扱っていた他媒体との比較でプロファイル上の特性に気づきました。英字紙なので、海外からのアクセスが約半分と多いのは当然なのですが、その分を考えても、男性78%、女性19%というのは、他より男性が突出しています。MSN毎日ニュースでは男性比率は63%でした。
私のイメージでは、英語が得意とかがんばって英語を読むのは女性のほうが多いはずでした。なのに、逆に媒体プロファイルでは男性比率が上がるというのは不思議です。媒体資料にもある社会風俗記事が人気を集めていたため、男性が集まったのか?などと考えてしまいます。
男性が好きそうな類似媒体ということで夕刊フジから派生したWeb媒体ZAKZAKのプロフィールを見ると、こちらは、男性が69.2%でした。時期が違うとは言え、おやじ向け媒体のZAKZAKより9%も男性比率が高いというのは、やはり何らかの特殊な媒体だったのではないかと思えてきます。
これはMainichi Daily News全体としての情報なのでWaiWaiに限るともっと比率は極端だったのか、それともWaiWaiのページビュー比率がやたら高かったのか?いろいろ考えさせられます。
結論:広告読者属性情報は心して読むべし
真相は分かりませんが、単に数を稼げばいいというものではない場合、広告媒体の読者プロファイル情報は心して読むべきでしょう。
2008年7月22日火曜日
2008年7月13日日曜日
磁気処理水の次週にダウジング、テレビの自由と責任を問う
前回、キューバでの磁気処理水を無批判に取り上げたことで、昔はこんなこと無かったはずと首をひねらされた、TBS番組の日立世界ふしぎ発見。今回は、ストーンヘンジのストーンサークル内でのダウジングを大々的に取り上げていました。公式サイトから長めに引用してみませよう。 http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery1061_2.html
科学番組じゃない、「ふしぎ」を発見する番組だといわれればそれまでですが、もう少し科学的な態度で臨んで欲しかったと残念です。
そういう説があるのか知りませんが、個人的な推測としては、ストーンサークルは遠くから運ばれた特別な石が使われているそうで、それが多少でも鉄鉱石なり帯磁性のあるものを含めば、ストーンサークル全体で100トン級の相当な質量があるので磁気で鉄の棒が動くとか、鉄の棒自体が帯磁して磁石になっていて磁気のバランスでくるくる回るとかあっても不思議ではないでしょう?
電気モーターといえば、日立製作所の創業の商品です。GEがエジソンの電球で語られるのと同列の大切なものなはずです。そう思うと、最近の世界ふしぎ発見のあまり科学的でない傾向には疑問を感じざるを得ません。
今回はいくつかのストーンサークルを取材しました。そしてそれぞれのストーンサークルでダウジングをしたんです。ダウジングとは、L字型の器具を使ったエネルギー感知法です。水道局の人が水道管を探すときに使ったりもするそうです(笑)。短い方を軽く握り、平行に持って歩いて、何らかのエネルギーがある場所にくると、開いたり左右に動いたりします。ダウジングは、こっくりさんと同じ、不覚筋動でおきる現象というのが一般的な説です。今回はストーンサークルでだけ「開いたり左右に動いたり」したそうですが、「何かのエネルギーがある場所に来ると」という説明もされています。器具が動くのでエネルギーが働いているのは確かですが、無意識の筋肉の動きかもしれないということよりも、未知なるふしぎなエネルギーと取れる内容でテレビでも紹介されていました。
取材したストーンサークルでダウジングをすると、中心の重要なポイントにくると左と右が逆方向に回転したんです。私も何度かダウジングをしましたが、今回のようなケースは初めてです。しかもどのストーンサークルでも同じ反応でした。それがどんなエネルギーなのか、何を意味するのかはわかりませんがとてもふしぎな体験でした。
科学番組じゃない、「ふしぎ」を発見する番組だといわれればそれまでですが、もう少し科学的な態度で臨んで欲しかったと残念です。
そういう説があるのか知りませんが、個人的な推測としては、ストーンサークルは遠くから運ばれた特別な石が使われているそうで、それが多少でも鉄鉱石なり帯磁性のあるものを含めば、ストーンサークル全体で100トン級の相当な質量があるので磁気で鉄の棒が動くとか、鉄の棒自体が帯磁して磁石になっていて磁気のバランスでくるくる回るとかあっても不思議ではないでしょう?
電気モーターといえば、日立製作所の創業の商品です。GEがエジソンの電球で語られるのと同列の大切なものなはずです。そう思うと、最近の世界ふしぎ発見のあまり科学的でない傾向には疑問を感じざるを得ません。
2008年7月7日月曜日
ネタばれ注意:テレビで紹介された磁気処理水への懸念
私の好きなテレビ番組のひとつ、世界ふしぎ発見で、キューバで行われている農法の解答として、水を磁気で処理していることが紹介されました。実際現地ではそう信じられて使われているようなので「誤報」ではないと思います。しかし、回答者の黒柳徹子氏が、自宅でも使っていると証言しながら正解を獲得していたとか、スポンサーが一社スポンサーである日立グループが、水処理プラントの大手でもあるという事実からすると、これは見過ごせない問題だと感じます。何人もいらっしゃるという頭脳集団である日立グループが「疑似科学」と指摘もある磁気処理水問題を無批判に広めることを見過ごすのであろうか注目したい。
Wikipediaの磁気処理水の項目:
にあるように、現代日本においては、磁気処理水は科学的根拠がないとされている。旧ソ連で研究がされていたということから、現代のキューバで信じられて使われ続けているという現象は理解できます。しかし、それは、古代のふしぎな文明の習慣としてではなく、現代の知見のひとつとして紹介されているので、それが合理的なものだと誤解される可能は大いに高そうです。
「ふしぎ」を発見する番組だといわれればそれまでですが、しかし、キューバに対して歩ティブに描かれたその文脈で磁気処理水の根拠に使われるのはうれしくない。テレビ番組の伝達力は強力なものがあり、社会の公器を扱う会社として厳密に取り組んで欲しいと期待します。
Wikipediaの磁気処理水の項目:
にあるように、現代日本においては、磁気処理水は科学的根拠がないとされている。旧ソ連で研究がされていたということから、現代のキューバで信じられて使われ続けているという現象は理解できます。しかし、それは、古代のふしぎな文明の習慣としてではなく、現代の知見のひとつとして紹介されているので、それが合理的なものだと誤解される可能は大いに高そうです。
「ふしぎ」を発見する番組だといわれればそれまでですが、しかし、キューバに対して歩ティブに描かれたその文脈で磁気処理水の根拠に使われるのはうれしくない。テレビ番組の伝達力は強力なものがあり、社会の公器を扱う会社として厳密に取り組んで欲しいと期待します。