2008年7月13日日曜日

磁気処理水の次週にダウジング、テレビの自由と責任を問う

前回、キューバでの磁気処理水を無批判に取り上げたことで、昔はこんなこと無かったはずと首をひねらされた、TBS番組の日立世界ふしぎ発見。今回は、ストーンヘンジのストーンサークル内でのダウジングを大々的に取り上げていました。公式サイトから長めに引用してみませよう。 http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery1061_2.html

今回はいくつかのストーンサークルを取材しました。そしてそれぞれのストーンサークルでダウジングをしたんです。ダウジングとは、L字型の器具を使ったエネルギー感知法です。水道局の人が水道管を探すときに使ったりもするそうです(笑)。短い方を軽く握り、平行に持って歩いて、何らかのエネルギーがある場所にくると、開いたり左右に動いたりします。
取材したストーンサークルでダウジングをすると、中心の重要なポイントにくると左と右が逆方向に回転したんです。私も何度かダウジングをしましたが、今回のようなケースは初めてです。しかもどのストーンサークルでも同じ反応でした。それがどんなエネルギーなのか、何を意味するのかはわかりませんがとてもふしぎな体験でした。
ダウジングは、こっくりさんと同じ、不覚筋動でおきる現象というのが一般的な説です。今回はストーンサークルでだけ「開いたり左右に動いたり」したそうですが、「何かのエネルギーがある場所に来ると」という説明もされています。器具が動くのでエネルギーが働いているのは確かですが、無意識の筋肉の動きかもしれないということよりも、未知なるふしぎなエネルギーと取れる内容でテレビでも紹介されていました。

科学番組じゃない、「ふしぎ」を発見する番組だといわれればそれまでですが、もう少し科学的な態度で臨んで欲しかったと残念です。

そういう説があるのか知りませんが、個人的な推測としては、ストーンサークルは遠くから運ばれた特別な石が使われているそうで、それが多少でも鉄鉱石なり帯磁性のあるものを含めば、ストーンサークル全体で100トン級の相当な質量があるので磁気で鉄の棒が動くとか、鉄の棒自体が帯磁して磁石になっていて磁気のバランスでくるくる回るとかあっても不思議ではないでしょう?

電気モーターといえば、日立製作所の創業の商品です。GEがエジソンの電球で語られるのと同列の大切なものなはずです。そう思うと、最近の世界ふしぎ発見のあまり科学的でない傾向には疑問を感じざるを得ません。